新富に遊郭があったことをご存知ですか?...
- 2021/12/26
- 街の人のブログ
上の図は、新富にあった「新島原遊郭」を、明治2年に一曜斉国輝が描いた「東京新嶋原勝景」です。明治の初めのわずかな期間でしたが、新富の町にこのような立派な遊郭がありました。明治元年に築地に居留地が開設され、東京で外国との取引が始まりました。幕府時代から新富に開市場の繫栄策として、海外から来た人を目当てに遊郭を作ることが予定されていました。慶応4年(1868)8月に新吉原の遊女屋中萬字屋が京都の島原を倣って「新島原」と名付けた遊郭を願い出て11月に許可になりました。下の図は「新島原遊郭之図」と現代の地図です。大門を入船町に向け、南は築地川、東は大溝、西と北は武家屋敷の土塀・板塀を利用して厳重な囲いをしました。

↑ブログの続きはこちらからご覧いただけます。