風よなぶるな 獅子のたて髪を...
- 2021/4/14
- 街の人のブログ
晴れた休日の朝、日本橋の中央通りに、すれ違う人はほとんどいない。
三越日本橋本店の通りに面したライオン口に、朝日がたっぷりと注ぎ込んでいる。
正面右側のライオン像の台座に、『野生の威厳』のレリーフが嵌め込まれている。
普段は買い物客の人混みで、ほぼ見過ごしてしまうのだが、朝の特権である。
かがみ込んで、銅板に見入った。
時の流れに洗われながらも
過酷な天災人災にも恬然(てんぜん)として
静かに王の威厳を保ち続け
詩人が目にした過酷な天災人災は、同時代を生きている私たちにも、深い傷を残してきた。
時の流れの中で、威厳を保ち続ける王。
人としての威厳を失うことなく歩むことが、できてきたであろうか。
詩は、谷川俊太郎さん。
ライオン像100周年を記念して、書き下ろされたものという。
小学校の教科書に載っていた詩人の『どきん』は、文字からリズムが流れ出ていた。
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