『東京名物百人一首』 白木屋...

『東京名物百人一首』国立国会図書館デジタルコレクション

「春過ぎて夏の陳列は白木屋の衣干してふ数多人山(あまたきゃくやま)」持統天皇ともあります。ん?なんだかどこかで聞いたことがあるような…。『小倉百人一首』の持統天皇の和歌「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」を擬してよんだものです。この1ページは『東京名物百人一首』で白木屋を紹介しています。

『東京名物百人一首』は明治時代のおもちゃコレクター・研究家であり「おもちゃ博士」と言われた清水晴風(しみずせいふう)が明治時代後期の東京の名所、名物を『小倉百人一首』に擬して和歌にして挿絵を添えて紹介した絵本です。1908(明治41)に肉筆で書かれています。晴風の生家は代々続く車屋(運商業)で家業を継ぎましたが仕事より風雅を好み、独学で歌川広重の絵を学びました。そして三代目広重に請われて一門に入ったという浮世絵師さながらの技量をもっていました。現在のポスターにあたる「絵びら」も描いており、今でいう「売れっ子イラストレーター」だったそうです。なので和歌だけでなく挿絵もモダンでお洒落な雰囲気です。日本橋弁松総本店、鰹節のにんべん、日本橋魚河岸など中央区ゆかりのものも紹介されています。今回はこの『東京名物百人一首』の「白木屋」をご紹介します。

『東京名物百人一首』 白木屋 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=3893

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