Art Gallery in Shop@Ginza 「銀座メゾンエルメス フォーラム」...
- 2023/6/1
- 街の人のブログ
© Stirling Elmendorf
銀座の街角を照らす提灯(ランタン)のような銀座メゾンエルメスのビル(竣工2001年)。設計は、イタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノが手がけました。パリのポンピドゥーセンターや関西国際空港旅客ターミナルビルは彼の作品です。レンゾ・ピアノ自身がデザインしたといわれる約1万3000個のガラスブロックは、イタリアのフィレンツェ郊外にある工場で作られました。それらを積み上げるのではなく上から吊るして取り付けることで、それぞれのガラスブロックのわずかな揺れが大きな地震の揺れを緩和させる仕組みになっています。
「銀座メゾンエルメス フォーラム」は銀座メゾンエルメスのビル8・9階にあり、自然光が注ぎ込むガラスブロックに面した吹き抜けがたいへん印象的です。展示空間自体がレンゾ・ピアノの作品といえるでしょう。1929 年に開館したニューヨーク近代美術館(MoMA)が導入して以来、展示空間の代名詞となっている「ホワイトキューブ(白い立方体)」とは異なるこのユニークな「銀座メゾンエルメス フォーラム」で、アーティストは「今、ここでしかできない実験」に挑むことになります。

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