『どうした徳川家康』 幾何学の問題の答えは?...
- 2023/6/2
- 街の人のブログ
今回は三浦按針のお話。 三浦按針と幾何学、徳川家康にどんなかかわりがあるのでしょうか?
徳川家康から拝領した横須賀の領地に由来する「三浦」と、パイロットとして磁石を監視していることから派生した「按針」(水先案内人)を組み合わせた日本名を持つウィリアムアダムスはイギリス人ですが、何語を介して日本人とやり取りしたのでしょうか?長年日本に住んでいましたから多少は日本語を理解できたとは思いますが、英語の指導を日本人に行ったという記述はどこにもありませんので英語ではないでしょう。彼の出来た「ポルトガル語」を中心に交流したと予想されます。例えば東インド会社の司令官ジョンセーリスが来日した際には、ポルトガル語通訳を挟んで英語⇔ポルトガル語⇔日本語のリレー通訳が行われたと予想されます。
三浦按針の文章の中に、I learned him some points of jeometry, and understanding of the art of mathmatiesという文章が残されています。ここでいうhimは家康です。文法的には下線部が誤りのように見えますが、誤りではありません。(明るい安村のDon’t worry! I'm wearing.をもじった積りで書いてみましたが伝わらないかもしれません。)シェークスピアの時代のlearnは、間接目的がつく場合には「教えた」という意味になります。ですから正解は、I taught him some points of geometry, and understanding of the art of mathematics.となります。家康は三浦按針に幾何学を習ったのですね。
これが事実とすれば、家康は幾何をならった最初の日本人となります。

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