中央区の名建築(6)日証館...
- 2021/7/31
- 街の人のブログ
日証館(中央区日本橋兜町1-10)は、東京証券取引所の北側、日本橋川沿いに建つ大型のビルです。
この地には、明治21年(1888)渋沢栄一邸が建設され、自宅や事務所として使用していましたが、
関東大震災で罹災、昭和3年(1928)、東京株式取引所により現在の日証館が建設されました。
鉄骨鉄筋コンクリート造7階建て、古典様式の三層構造、基壇の大きな石貼り、大小のアーチ窓が並ぶ
重厚な外観となっています。
設計は、横河工務所(横河民輔所長)です。
昭和21年(1946)に証券取引所ビルが米軍に接収されたため、約3年間、取引所取引に代わる
集団取引がこの日証館で行われたことがあり、戦後は最多で35社の証券会社が入居するビルとして
証券業界の歴史を担ってきました。
(現在は、平和不動産がこのビルを保有しています)
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