カテゴリー:街の人のブログ

  • 異常気象?...

    11月なのに夏日が!
    変な気候ですね。

    浜離宮恩賜庭園。
    昨年は11/6には、コスモスは既に刈り取られていました。
    今年のキバナコスモスは、菜の花?と見間違う程、満開に近い感じ。11/8現在

  • #文学散歩 夏目漱石で有名な「三四郎池」に行ってきました...

    こんばんは。「たけちゃん」です。

    11月上旬の三連休の中日に本郷三丁目付近をブラブラと歩いてきました。この付近は旧加賀藩のお屋敷跡に東京大学が建てられ、その影響からなのか数多くの文学者が住居を構えた地域です。東大構内のブラブラのお目当ては「三四郎池」。夏目漱石の長編小説『三四郎』のモチーフとなった三四郎池。

    東大本郷キャンパスは、江戸時代には加賀藩上屋敷でした。三四郎池は江戸時代の大名庭園「育徳園」の一部です。正式名は「育徳園心字池」といいます。寛永6年(1629)4月、前田家3代藩主利常の時に、徳川3代将軍家光・大御所秀忠の御成(訪問)があり、それに先だって豪奢な御成御殿や数寄屋を新築し、庭園を整備したと言われています。この庭園が育徳園であり、池を「心字池」といいました。

    夏目漱石の『三四郎』で三四郎と美禰子(みねこ)がこの池のほとりで出会ったため「三四郎池」と呼ばれるようになったようです。

    ちなみに夏目漱石は日本橋の「木原店(きわらだな)」と呼ばれた路地に通っていたそうですね。コレド日本橋の脇には「名水白木屋の井戸」の碑「漱石名作の舞台」の碑があります。「木原店」の由来は、徳川家康の江戸入府後に、町割を手がけた大工頭の木原内匠が住んでいたからだということです。幕末の頃からぽつぽつと現れた飲食店が明治30年代頃には軒を連ねるようになり、「食傷新道(しょくしょうじんみち)」の別名でも呼ばれるようになった路地です。残念ながら今は石碑だけが当時の面影を伝えています。

  • 雨の日に濡れずに散歩する方法...

    気温が下がってきて、快適に散歩できる季節になりました。毎日1万歩を目標に散歩していますが、雨の日に長靴履いて傘をさして歩くのはシンドイです。そんなときに力を発揮してくれるのが、地下通路です。東京駅をグルリと取り囲むネットワークがあり、全ての地下通路の長さを合計すると、約18kmにも及びます。私が雨の日によく使うルートを紹介しましょう。
    スタートは、千代田線の大手町駅です。改札を出てそのまま南下し、二重橋前駅を経て日比谷駅まで。この直線ルートは、地上は皇居のお濠沿いの道です。
    日比谷駅に着いたら、90度方向を変えて晴海通りの地下を歩きます。銀座駅を経て、東銀座駅まで到達したら折り返し。
    丸ノ内線銀座駅まで戻ったら右折します。有楽町イトシア、東京交通会館、有楽町線有楽町駅、東京国際フォーラム、京葉線東京駅、グラントウキョウサウスタワー、八重洲地下街、東西線大手町駅を経て、千代田線大手町駅に戻れます。この途中に、丸の内側の行幸通りやJR東京駅に立ち寄るのもありです。お店が開いている時間であれば、八重洲地下街でいろんな店を見ながら歩くのも楽しい。
    ランニングマシンやフィットネスバイクで歩数を稼ぐのもいいですが、景色が変わらないのが難点。その点地下通路は次々と見えるものが変わるので、飽きることがありません。天候に左右されない地下通路での散歩、健康維持の手段の一つにいかがでしょうか。

    (参考)
    中央エフエム「ドボクのラジオ」2019/11/27放送「地下空間には何がある?」

  • 帰ってきた「マハーバーラタ戦記」ー吉例顔見世大歌舞伎...

    歌舞伎座に「櫓」が上がりました。恒例の11月顔見世大歌舞伎興行が始まっています。季節外れの夏日が続き「この気温だとまだ単衣だ」と思いながら流石に11月、袷に腕を通しています。積み物の酒樽の上に「大入」の札が乗っています。満員の客席です。昼の部は2017年に新作歌舞伎として初演された「マハーバーラタ戦記」の再演です。初日の3日前に菊五郎さんの出演が発表され、音羽屋さん三代の出演となり益々期待が高まります。

    「マハーバーラタ戦記」はご存知の通り古代インドの神話的叙事詩。「古代インドの神々と人間界が交わり合う壮大な物語」で「象の国の王位継承争いに巻き込まれ、同じ母を持つ兄弟、太陽神の子「迦楼奈」(かるな)と帝釈天の子「阿龍樹雷」(あるじゅら)が雌雄を決する戦いへと。。。」(パンフより抜粋)というお話。

    今回は構成も配役も一新。「迦楼奈」は菊之助さん、ライバルの「阿龍樹雷」に隼人さん、母の汲手姫(くんてい)に米吉さん。そして前回七之助さんが演じた鶴妖朶(つるようだ)王女に中村芝のぶさん。芝のぶさんは菊之助さんの新作歌舞伎「ナウシカ」や「ファイナルファンタジー」にも出演されていますが、今回はほとんど出ずっぱりで立ち回りもある役を生き生きと演じて大活躍です。

    前回は太陽神は左団次さんだったな!などと懐かしく思い出しました。

  • 銀座ガス灯通り、4丁目から1丁目まで  歩いてみました 前編(4丁目~3丁目)   ~ 銀座ガス...

    リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

     

    銀座につきましては「銀座はどこまで? 銀座を一周してみましょう!」シリーズを進行中ですが、今回「中央通り」の一本隣りの『銀座ガス灯通り』を4丁目から1丁目に向かって歩いてみました。

    今回はその前編、「4丁目~3丁目」です。

    なお、銀座ガス灯通りをご紹介した記事は以前1度ございました。

    2021年1月14日「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社 NO.33 ~ 永久稲荷神社 ~」の中の江戸古典落語 第25回 「阿武松(おうのまつ)」の説明としてです。

    永久稲荷神社は銀座ではないのですが、江戸古典落語の関係で、そこで説明させていただきました。

    ⇒ https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=1942

     

  • #文学散歩 石川啄木は本郷三丁目から銀座に通っていました...

    こんばんは。「たけちゃん」です。

    11月上旬の三連休の中日に本郷三丁目付近をブラブラと歩いてきました。この付近は旧加賀藩のお屋敷跡に東京大学が建てられ、その影響からなのか数多くの文学者が住居を構えた地域です。

    樋口一葉宮沢賢治徳田秋声坪内逍遥、銭形平次の生みの親野村胡堂などは本郷三丁目付近に暮らしていた時期があります。中央区に縁がある文学者と言えば、石川啄木。啄木が明治42年から銀座の東京朝日新聞に勤めていた時は、本郷三丁目付近から都電で通勤していたようです。

    はたらけど
    はたらけど猶なほわが生活くらし楽にならざり
    ぢつと手を見る

    『一握の砂』などで有名な今回の主役は石川啄木。ざっと啄木の人生を振り返ってみましょう。

    –      本名は石川一(はじめ)。岩手県生まれ。小学校を首席で卒業し、地元では神童と呼ばれる。盛岡の中学では4歳年上の金田一京助から文学の面白さを教えられ、文芸雑誌『明星』を熟読して与謝野晶子に影響を受け、また初恋にも夢中。
    –      17歳の時に初めて“啄木”の号を名乗り『明星』に長詩を発表、注目される。
    –      19歳(1905年)、処女詩集『あこがれ』を刊行!中学時代からの彼女と結婚したことで、両親と妻を養わねばならず文学どころではなくなる。
    –      20歳、小学校の代用教員として働き始める(年末に長女生れる)。
    –      21歳、北海道にわたり、函館商工会議所の臨時雇い、代用教員、新聞社社員などに就くが、どの仕事にも満足できず、函館、札幌、小樽、釧路を転々とする。
    –      22歳、旧友の金田一京助を頼って再び上京。
    –      23歳(明治42年 1909年)、前年に与謝野鉄幹に連れられて鴎外の歌会に参加したことをきっかけに、雑誌「スバル」創刊に参加。東京朝日新聞の校正係に就職。
    –      24歳、新聞歌壇の選者に任命されるも、暮らしは依然厳しい。
    –      26歳(明治45年 1912年)、年明けに夏目漱石から見舞金が届く。3月に啄木の母が肺結核で亡くなり、翌月に啄木もまた肺結核で危篤。4月13日午前9時30分頃、小石川区久堅町の自宅にて肺結核のため死去

    啄木は文京区に縁があったようです。文学をもって身を立てるために3度も上京して暮らしました。1度目(1902年)は(現在の文京区)音羽一丁目八幡坂上。2度目(1904年)の上京は、処女詩集『あこがれ』の刊行が目的。最初に落ち着いたのは向ヶ岡弥生町。3度目(1908年)の上京では、北海道での放浪生活後に創作活動に専念するため、同郷の先輩金田一京助をたよって、菊坂町の「赤心館」に下宿しました。その後、近所の「蓋平館別荘」に移り、さらに家族を迎えて弓町(本郷三丁目駅付近)の「喜之床」(現・新井理髪店)に移ったということです。

    上の写真は「蓋平館別荘」の跡地にある案内板です。いまではマンションになっていますが、啄木は「蓋平館別荘」の3階の3畳半の部屋で9か月間暮らし「富士が見える、富士がみえる」と喜んだそうです。

    「蓋平館別荘」の跡地に近くには「赤心館」跡地、「喜之床」(現・新井理髪店)もあります。さらに大正・昭和の文豪や有名人(竹久夢二谷崎潤一郎宮本百合子坂口安吾大石七分大杉栄など)が常宿にした「菊富士ホテル跡地(今はマンション建設中)」も近くにあり、文学好きの方はもちろん、文学にそれほど親しみがない「たけちゃん」のような街歩き大好き人間にも、心底楽しめるウォーキングエリアです。

  • みなとっこ日記 湊っ子ちゃんのkimmokuseiをさがして...

    みなさんは、どんなとき、秋を感じますか?

    いつのまにか、セミの声がきこえなくなっていることに気づくとき、

    黄色く染まった落ち葉を足元にみつけたとき、

    空が高いなぁと思うとき…。

     

    湊っ子は、風のなかに、キンモクセイの香りが混ざっていることに気づくとき、

    もう秋なんだなぁ…って感じます。

    今日は、キンモクセイの香りにさそわれて、おでかけです。

     

町の人のブログ

  1. 2023-12-1

    ウォーターズ竹芝 → 浅草二天門  ほとんど中央区をクルーズします  隅田川9橋を中心にご紹介します(4-1)   ~ 東京水辺ライン 浅草・お台場クルーズ ~

    リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

動画で見る中央区

  1. 2021-3-18

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    プロモーション映像 漢字一文字をテーマとした5編と総合ダイジェスト版の計6編から構成されています。…

体験・遊び

  1. 2023-8-26

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